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● 前世退行催眠 前世療法というのは催眠誘導によってその人の時間を”前世(過去世)”にまで遡り、そこで感じることなどにより、より良い結果(癒しなど)をもたらそうとするものです。 人は生まれてから今までの人生の間に様々な刺激を受け、心の奥底でそれぞれの方の概念やイメージなどを持っています。それはその人のモノの見方や考え方、受け止め方、行動の仕方に少なからず影響を与え、その人を「方向づけ」てもいます。 (生まれながらに持っている概念/観念もあるかもしれません。これを考えると哲学にもなって行きます。カントの「純粋理性批判」みたいになっちゃいますね…ムズカシイです(^^) ) 前世退行催眠をやった後、被験者の人が明るい方向にいくという事が良くあります。 (1980年代後半にはいわゆる”ヒーリング”などでもイメージワークや誘導瞑想という名で日本の世間でも所謂ニューエイジャーという人達の間でけっこう流行り出しもしました。「ハイヤーセルフに出会う」というのも)。ブライアン・L・ワイス(米国精神科医)著の「前世療法」は有名ですね。 前世退行催眠では、 1つの見方として次のようなサイクルのように思っていただいても結構かと思います。 その人を方向付けたもの(今までの人生での刺激やすりこみ)が象徴的に現れてくる。 →その象徴的な「できごと」を通じて、自分の中で、感情的にも理性的にも納得する。 (又は、理論的にはどういう事か良く解らないながらも溜まっていた負のようなものが はけ口を見つけて解消されるような調和していくようないわゆる「腑に落ちた」ような ヨロシイ感覚/感情を感じ、意識では「なんかイイカンジだな」と思うことができるように なる(例えば、自分をより許したり、より愛したりできるようになる)。) →マイナス的なとらわれが解消してきたり、前向きに明るくなったりする。 というサイクルです。 例えば、何か腑に落ちないマイナス感が罪悪感だったと気づいた時それを解放して自分を慰め許すことができたり、自己のマイナスイメージを自分が作った捕らわれだった事に気づいて納得できて安心できたり、そうして自己を受容できるようになったり、調和できるようになったり。そうして自分をさらに肯定できるようになったりして、明るく、より元気になる、というようなことです。 催眠状態に入ったとき、前世(過去世)という形を借りて、その人を方向付けたもの(刺激やすりこみ)が象徴的に現れてくるのでしょうね(ホントの前世かどうかは別として)。 前世退行催眠をする場合、こうした考えを、被験者の方に伝えてから誘導するのは前提としても他の意味でも重要とも思います。(前世を否定も肯定もする意味でなく、です)。 「前世」というワケがわからないものだから、かえって良いのかもしれません。 良くわからないものなので、理性をちょっと置いといて(既成概念や理性のジャマをなくして) その深い中へ没入できる効果もあるのでしょうね(^^)
普段、人は現実的に適応して生きていますよね。理性的に合理的に、そして客観性を持って生活しています。それに比べて催眠状態というのは、非現実性への適応とも言えます。それは普通の適応的な心理状態からはずれた、その個人にとっての非常に主観的な状態と言えます。その意味で、前世やハイヤーセルフがあるかどうかよりも、それを活用することの方がより建設的とも言えるでしょう。もちろんオカルトに走るという意味でなく、そういったものにヘンに捕らわれず、現実生活とのバランスを取って、です。 ![]() |
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